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仮想通貨 への投資は有益か

おっさんの自由研究第二弾。
仮想通貨について調査してみました。
少し長文です。

【題目】
仮想通貨への投資は有益か

【要旨】
仮想通貨へ投資。
一攫千金をねらう一つの方法だ。
人生100年時代。
定年後も働き続けるツラい時代に突入する。
「カネ」は大切。楽しい人生にしたい。
仮想通貨で宝くじのように夢を託す。
夢が現実になる、それが仮想通貨だ。
そんな仮想通貨への投資の有用性を
ここで調査する。

1.目次
2.はじめに
3.本文
4.まとめ
5.(謝辞)
6.参考文献

2.はじめに
仮想通貨を制するには、よく知る事だ。
ここでは情報源へハイパーリンクし、
詳細を把握し理解を深め、
より有用な投資判断がおこなえる
環境をつくった。

3.本文
 3.1仮想通貨通貨とは
  仮想通貨とは暗号資産とも呼ばれ、
  インターネット上で
  やりとりする財産的価値である。
  以下の特徴をもつ
  ・一般的に国や中央銀行のような
   発行主体をもたない。
  ・交換所や取引所から入手、換金できる。
  ・取引は電子的に記録される

 3.2仮想通貨を支える技術
 ・ブロックチェーン
  ブロックチェーンとはデータベースの一種。
  ブロック単位でデータを管理し
  チェーンのように連結して
  保管する技術。
  同一のデータを分散して保持し、
  データの改ざんが困難という
  特徴を持つ。

 3.3仮想通貨交換事業者
  金融庁・財務局への登録が必要。
  事業者は2021年12月31日時点で
  30(関東27、近畿3)存在する。

 (参照)金融庁 暗号資産交換業者登録一覧
  https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf

 3.4仮想通貨の種類
  金融庁に登録されている通貨は43種類。
  (2022年1月31日現在)

  ビットコイン(BTC)
  イーサリアム(ETH)
  イーサリアムクラシック(ETC)
  リスク(LSK)
  ファクトム(FCT)
  リップル(XRP)
  ネム(XEM)
  ライトコイン(LTC)
  ビットコインキャッシュ(BCH)
  モナコイン(MONA)
  ステラルーメン(XLM)
  クアンタム(QTUM)
  ベーシックアテンショントークン(BAT)
  アイオーエスティー(IOST)
  エンジンコイン(ENJ)
  オーエムジー(OMG)
  テゾス(XTZ)
  キャッシュ(QASH)
  フォビトークン(HT)
  リンク(LI)
  こばん(RYO)
  フィスココイン(FSCC)
  ネクスコイン(NCXC)
  カイカコイン(CICC)
  ザイフ(ZAIF)
  ゼン(Zen)
  コムサ(CMS)
  トロン(TRX)
  コスモス(ATOM)
  ポルカドット(DOT)
  オーケービー(OKB)
  パレットトークン(PLT)
  エイダコイン(ADA)
  チェーンリンク(LINK)
  シンボル(XYM)
  ジャスミー(JASMY)
  メイカー(MKR)
  ディープコイン(DEP)
  各通貨のスペックは以下のリンクを参照。
  (参考)一般社団法人日本暗号資産取引業協会 暗号資産概要説明書
   https://jvcea.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/01/20220131.xlsx

 3.5値動き
 2022年2月時点の価格と過去1年の
 最高値を以下記述。
 過去の最高値を目標にした場合の
 リターンを倍率で計算。
 例えば下記ビットコイン100万円買って
 過去の高値更新した場合、
 倍率1.4倍で140万円のリターンが
 期待できる。
 投資の手法としては最高値を更新すると
 さらに爆騰する事が多いが
 反面、高値で買うと一瞬で塩漬け
 リスクになる事を考えると
 長期保有が可能であれば値ごろで買って、
 目標値まで保持する
 戦略がよいと考える。

 <主な仮想通貨の過去1年の最高値と
  現時点の価格>
 ■ビットコインBTC
  最高価格7,379,948.5円(2021/11/11)
  現時点5,147,090円
  ⇒期待倍率1.4倍

 ■イーサリアムETH
  最高値526,528.5円(2021/11/11)
  現時点375,246円
 ⇒期待倍率1.4

 ■リップルXRP
  最高値181.45円(2021/5/6)
  現時点102.27円
 ⇒期待倍率1.8

 ■チェーンリンクLINK
  最高値5,257円(2021/5/6)
  現時点2,153円
 ⇒期待倍率1.8

 ■ポルカドットDOT
  最高値6,031円(2021/11/5)
  現時点2,586円
 ⇒期待倍率2.3

 ■テゾスXTZ
  最高値871.065円(2021/10/6)
  現時点518.3円
 ⇒期待倍率1.7

 ■ネムNEM
  最高値80.1178円(2021/3/7)
  現時点13.943円
 ⇒期待倍率5.7

 ■ステラルーメン
  最高値69.27485円(2021/5/13)
  現時点27.015円
 ⇒期待倍率2.6

 ■ライトコインLTC
  最高値38,192.5円(2021/5/13)
  現時点16,286円
 ⇒期待倍率2.3

 ■リスクLSK
  最高値880円(2021/5/13)
  現時点231円
 ⇒期待倍率3.8

 ※倍率=最高値÷現時点
 ※(参照)ビットフライヤーhttps://bitflyer.com/ja-jp/nem-chart

 3.6税金
仮想通貨を売却により生ずる利益については
原則、雑所得に区分される。
計算方法は2種類あるけれど、通常は交換業者
から年間取引報告書が
送られてくるはずなので「総平均法」で
計算した方がよさそうだ。
(ここではあくまで売買に関する事だけで、
 マイニングや証拠金取引などは
 考慮していません。)

 ※確定申告は税務署など確定申告会場に
  行かずに申告している人が8割以上。
(参考)国税庁確定申告書等作成コーナー
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl

 ■雑所得の発生事由
 1.暗号資産を売却した場合
 2.暗号資産で商品を購入した場合
 3.暗号資産同士の交換を行った場合※

 ※仮想通貨同士で交換を行った場合でも、
  税金発生する事に注意。
  例えばビットコインからイーサリアムに
  切り替えたりすると
  その時点で課税対象となる点だ。
  数年前の億り人達が陥ったワナです。

 ■所得税の税率
 1,000円から1,949,000円まで
 ⇒5% 控除額0円

 1,950,000円 から 3,299,000円まで
 ⇒10% 控除額97,500円

 3,300,000円 から 6,949,000円まで
 ⇒20% 控除額427,500円

 6,950,000円 から 8,999,000円まで
 ⇒23% 控除率636,000円

 9,000,000円 から 17,999,000円まで
 ⇒33% 控除率1,536,000円

 18,000,000円 から 39,999,000円まで
 ⇒40% 控除率2,796,000円

 40,000,000円 以上
 ⇒45% 控除率4,796,000円

 ※例えば利益7,000,000円の場合、
 7,000,000円×0.23-636,000円
 =974,000円

 つまり、700万円利益出ても、
 974,000円税金払うために
 キープしておく必要がある。

 ■所得税申告し忘れは大変だ
 ペナルティ額=加算税+延滞税
 ・加算税は納付税額50万円までは15%、
  50万円を超え20%。
 ・自主的に期限後申告した場合は
  加算税が5%軽減
 ・延滞税は日数に応じて計算される

 わかりやすく言うと
 ・申告し忘れても、指摘される前に
  自分からゲロッた方がよい。
 ・バックレる時期が長かれば長いほど
  支払額が増えていく。

 もちろん利益なければ支払う必要もない。
 勝者となって堂々と税金支払えるように
 なりたいですね。

 ※参考
 国税庁 暗号資産に関する税務上の
 取扱い及び計算書について
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/kakuteishinkokukankei/kasoutuka/
 国税庁 「仮想通貨関係FAQ」の公表について
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2018/faq/index.htm
 国税庁 スマホで確定申告(暗号資産編)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2019/kisairei/sp/pdf/04.pdf
 国税庁 No.2260 所得税の税率
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm
 国税庁 延滞税の計算方法
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/entaizei/keisan/entai.htm

 3.7各国の仮想通貨、CBDCへの取り組み
仮想通貨は発行主体を持たずインターネット
上で自由に取引できる世界共通通貨という
理念がある。
エルサルバドルのように仮想通貨
(ビットコイン)を法廷通貨にする国も
今後出てくるかもしれない。

対してCBDCとはCentral Bank Digital
Currencyの略で中央銀行デジタル通貨の
ことである。
前述のビットコインを含む仮想通貨と
比較してデジタル通貨は同じだが、国が
発行主体になるという違いがある。

仮想通貨とは全く別モノだが、仮想通貨
投資においてその存在価値すら覆すような
影響力を持つため、今後の動向は認識して
おきたい。

 ■各国のCBDC発行(計画)
 バハマ、カンボジア、スウェーデン、
 中国が先行している。
 アメリカ、ユーロ圏、日本でも検討が
 行われている。

 ■CBDC発行(計画)国と導入目的
 ・バハマ
  名称:サンドダラー
  目的:貧困層の口座保有率向上

 ・カンボジア
  名称:バコン
  目的:脱ドル化

 ・スウェーデン
  名称:eクローナ
  目的:キャッシュレス弱者の救済

 ・中国
  名称:デジタル人民元 DCEP
  目的:マネロン対策

(参考)公益財団法人国際通貨研究所
 世界で検討が進むCBDCの動向と今後の
 方向性について
 https://www.iima.or.jp/docs/newsletter/2021/nl2021.01.pdf

4.まとめ
スマホ1台あればATMへ行かなくても
お金の取引ができる。
仮想通貨の素晴らしさはこれに尽きる。
インターネットが開かれたネットワークで
あるように、仮想通貨も開かれたもので
あるべきだ。

特にインフラ未整備の地、自国通貨が不安定な国、
戦争や紛争で政情不安定な地域だと
その恩恵に授かることができるであろう。

Bitコインやイーサリアムは占有率、
取引量から市民権を得ている。
その他のアルトコインもそれに続くと
思われる。

現時点では不確定要素満載。
だからこそ、安値で買える。
そういう意味では仮想通貨への投資は十分
「有益」である。

3年後、5年後という長いスパンで見ていけば
少なくとも2倍以上のリターンが期待できる。
ただ、価値ゼロになるリスクがある事は
認識しておくべきだ。

5.(謝辞)
金融庁、経済産業省、消費庁をはじめ
公益財団法人国際通貨研究所、
独立行政法人 国民生活センター、
ビットフライヤー様の資料を参考にさせて
頂きました。
今後益々事情が活性化される事を
祈りつつ、感謝致します。

6.参考文献
金融庁 仮想通貨ホワイトリスト銘柄
https://minkabu.co.jp/choice/cc-crypt-whitelist/
独立行政法人 国民生活センター 
仮想通貨講座
https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201807_01.pdf
日本銀行 仮想通貨とは
https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/money/c27.htm/

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